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2010.12.20 紅筆
中学生の少女は、生まれて初めて紅筆を持ちました。
その紅筆を使うのは、自分のためではなく、今まで息をしていた最愛の母のため。

「え・・・どうしよう、上手くできない・・・」
そう言いながら、少しずつ血の気の無くなったお母さんの唇に、色をのせていきました。
死に化粧が全て終わった後、とても穏やかな表情をしているお母さんを見て
彼女は何を思ったでしょうか?

30分前まで泣きじゃくっていた少女。
お母さんの身体を拭いて、口紅をぬってあげたことで、彼女は少女から少し大人になった感じがしました。

これから先、少女の人生は長くて、きっと辛い事・大変な事がたくさん待ち受けている事でしょう。
それを相談するお母さんはもういないけど、穏やかに、しなやかに、精いっぱい生きていったお母さんの生きざまが、彼女を強くしてくれる事でしょう。

大宰府 031

家に帰る時、少女の頬はピンク色に染まっていました。

大人になって紅筆を持つたびに、生まれて初めて握った時の事を思い出すのでしょうか。
想像でしかないけど、命のリレーが引き継がれていく瞬間を見た気がしました。

めぐ隊長
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